【長寿祝い】花屋の私がお義父さんにプレゼントしたもの
こんにちは!
さやかです。
前回、前々回と長寿祝いのことについてお話してきました。
長寿祝いについては、私のお義父さんが古希を迎えるということで、それにちなんで記事を書いていたのですが、
今回はそんな私が実際にお義父さんに渡したギフトについてお話したいと思います!
早速完成形がこちら。
プリザーブドフラワーとドライフラワーを使って作成しました(^^)
【作り方・工程】
①木のフレームの下部分に、サイズに合わせてカットしたオアシスをボンドで接着します。
②プリザーブド加工したアジサイを濃い色からボンドで貼っていきます。
③濃い色→明るい色でバランスをみてひたすら貼っていきます。
④ラベンダー色のアジサイを貼っていきます。
⑤ガラスのタイルも貼っていきます。
⑥3時間ほど乾かします。
⑦えだもの→ラベンダーをバランスを見て挿します。
⑧線の花を挿し終わったら、
バラの花びら、カーネーションの花びらを下部分にエリアを決めて、線の花部分に絡ませていきます。
初めは仮置きをして、バランスを見て場所が決まったら接着します。
そこまで終わったらペッパーベリーを着けて、
バランスを見てポイントでチューベローズを接着します。
⑨オアシス部分にアイスランドモスを3色、混ぜ合わせながらUピンで設置します。
⑩背面にくぎを刺し、麻ひもを設置して、完成!
【エピソード】
初めは紫のバラをたくさん使って、豪華に仕上げようと思って材料も集めたのですが、
お義父さん自身の人柄や雰囲気、またご自宅のインテリアや色味なども考えて、やさしくナチュラルにすることにしました。
色々思い出してみると、置物はあるけど、壁に絵とかあんまりなかったなーと思って今回は壁に掛けられるタイプにしました(^^)
壁掛けタイプだと場所も選ばないから、
どこのご家庭でも(例えば小さいお子さんがいるご家庭でも)
いいかもしれませんね(^^♪
【後日談】
今回は都合上、お父さんのご自宅に伺えなかったので、
お誕生日当日に届くようにプレゼントを送りました。
受け取ったお義父さんからお電話を頂き、
「本当にうれしいです。ありがとうございます。」
と心のこもった言葉を頂き、私もうれしくなりました。
お盆には旦那ともども時間が取れそうなので、また改めてお祝いしたいと思ってます♪
【おまけ】
人間が時間やお金を使うとき、もっとも幸福度が高いのは
「誰かのために使っているとき」
だそうです。
あの人が喜んでくれるかなー、こういうの好きかなって考えている時間は確かに幸せな時間ですよね。
花屋として、お客様がどなたかに贈るお花のことを考えたり、制作したりしてるときは時間を忘れるほど楽しいんですよね。
確かに注文が沢山あって、疲れた!って思うことはあるけど、それでも楽しいんです(^^)
こういうこと言うと
(´_ゝ`)
って思われることもあるんですけど、本当なんですよ。
早くちゃんと注文取れるようにしたいな。
さてさて、それでは今回はこの辺で。
次回からは私の海外でも経験談を書こうかなと思います。
(勤めていた花屋を退職して、ドイツに留学しにいってました)
ではでは!!
【長寿祝い】年祝いの色味、お勧めのお花
こんにちは!
さやかです(^^♪
さてさて、前回はなぜ長寿祝いをするのかについてお話しました。
今回は長寿祝いの年齢別の色味、
またそれにまつわるお勧めのお花をご紹介しようかなと思います!
画像が多くなって重くならないか心配ですが、、、
レッツゴー(^^)/
【年祝いのタイミングは数え年?】
これに関しては、通常は数え年です。
前回お話した通り、長寿のお祝いは東洋から来た文化なので
昔からの日本の年齢の数え方、数え年が定石です(^^)
ですが、最近は西暦での年齢が一般化しているので
俗にいう一般的な年齢でお祝いする人も増えているようですよ!
ちなみに私はお義父さんの年祝いは、一般的な西暦での誕生日にお祝いしました!
また、誕生日でなくても敬老の日にお祝いされる方もいらっしゃるようです。
まぁこれに関しても、「絶対にこの日じゃなきゃダメ!」ってことはないので、相手の方とか周りの人と相談して、一番一緒にいる時間が取れる日が良いのかなぁなんて思います(^^♪
【年祝いの色味】
さぁやっと本題です。
通常60歳の還暦からお祝いされる方が多いと思うので
そこから記載します!
●60歳:還暦:赤
●70歳:古希:紫・紺
●77歳:喜寿:紫・紺・黄
●80歳:傘寿:紫・紺・黄・茶金
●88歳:米寿:黄・金・茶金
●90歳:卒寿:黄・金・茶金・白
●99歳:白寿:白
●100歳:百寿:白
●108歳:茶寿:テーマ色なし
●110歳:珍寿・椿寿:テーマ色なし
●111歳:皇寿:テーマ色なし
●120歳:大還暦:テーマ色なし
まぁテキストが華やか!(笑)
108歳からはテーマ色がないんですね。
それはそれで好きな色を選べそうですね(^^)
【色味別、年祝いにお勧めのお花】
ということで次に、花屋の私から見ての
年祝いにお勧めのお花をご紹介します!
ご参考下さい(^^♪
*お花は季節もの、そして生産者さんの都合もあるので必ずしも希望のものが入らないかもしれないことをご念頭に選んでくださいね。
また品種を指定するには、ある程度大きなお花を頼むとお花屋さんも困りません!
(仕入れは10本~30本単位で、指定すると割高になるため)
それかお花屋さんに大まかなイメージを伝えておいて、その時の出会いを大切にお花を選ぶのも楽しいですね。きっと旬の良いお花が手に入ると思います!
●60歳:還暦:赤
⇒赤バラ・ダリア・チューリップ(2月~3月)
赤は比較的種類があるので、どれかをメインにして他に赤いお花を合わせるのがお勧めです!
初めての年祝いなのでドーンとメインのお花を置いて華やかにしたいところ!意外と赤いバラって贈られないことが多いので、この機会に是非使ってみてください(^^
ダリアは日持ちはしなくて値も貼りますが、存在感は抜群。
チューリップは期間は限定されますが、日を追うごとに伸びていくので意味合い的にも良いですね。一緒の時期にスイートピーも出てるので、合わせたら最高!
●70歳:古希:紫・紺
⇒トルコキキョウ(ボヤージュブルー7月~10月)・クレマチス(4月下旬から8月上旬)・カーネーション(ムーンダスト)
紫って難しい色なんですよね。
ほんと、数も少ないし、色味も赤味なのか青味なのかでまた違うし。ブツブツ
上記のお花は青味のムラサキで、比較的手に入れやすいものです!
本当に難しい色味なので、ある程度は許容する必要があります。。。
合わせる他のお花の色はグリーンが良いかなと!
紫の色味も際立ちますし、明るくなりますよ♪
●77歳:喜寿:紫・紺・黄
⇒トルコキキョウ(エクローサリラ)・ブプレウルム・ガーベラ(パスタ)
上記の紫に、ポイントで黄色っぽい色味を入れると古希との被りがなくて良いかもしれませんね(^^
ただ、紫と黄色ってちょっと強い色味になりがちなので
ラベンダーっぽい明るい紫に優しい黄色、グリーンを挟むと良いかもです。
●80歳:傘寿:紫・紺・黄・茶金
⇒バラ(マリヲ)・スプレーバラ(シューティングスター)・ベロニカ(ブルー)・ヒペリカム
傘寿も喜寿と色味が被りがちですね。
ですが、傘寿には「茶金」が入っているので、もう少しオレンジっぽい色味でも良いかもしれません!
強めのオレンジを入れるなら他も少し強めの色でまとめて、素材感も硬めが合いそうですね♪
●88歳:米寿:黄・金・茶金
⇒ヒマワリ(モネのヒマワリ5月~9月)・ガーベラ(パスタデママ)・カーネーション
米寿のテーマカラーは黄色っぽい感じです!
ヒマワリの時期でなかったら、ガーベラでも素敵だと思います。
折角パッとした色味なので、お花もパッとした感じが、私はお勧めです(^^
●90歳:卒寿:黄・金・茶金・白
⇒バラ(キャラメルアンティーク)・ダイアンサス(ブラックジャック)・カーネーション(ガリレオ)・利休草
卒寿は白も入ってくるので、それを意識して、少し淡いお色味はいかがでしょう?
淡い色味だけだとボケるので、締めの濃い色をポイントで入れるのがお勧めです!
●99歳:白寿:白
⇒シャクヤク(白妙 4月~6月)・バラ(ティネケ)・ダリア(かまくら)・アジサイ(スノーボール 3月~12月)
白のお花も比較的種類があるので、いずれかをメインにして他に花を合わすのがお勧めです!
真っ白も素敵ですが、合わせるなら淡い色が良さそうですね。
●100歳:百寿:白
⇒白寿と同じテーマカラーになりますが、ここはいっそ真っ白がお勧めです!!
色味が寂しいなと思うかもしれませんが、
たくさんの種類を入れて、大きさも出せば豪華になりますよ♪
でもアジサイだけの真っ白のブーケとか通な感じがして良さそう・・・(*´Д`)
いかがだったでしょうか??
少しでも参考になればうれしいです!
次回は私が古希を迎えたお義父さんに贈った
自作のお花をご紹介したいと思います(^^)/
【長寿お祝い】どうして長寿を祝うの?
こんにちは!
さやかです。
さてさて、前回私のお義父さんが古希だというお話をしたのですが、
(前回の記事、貼り付けておきます!)
私が花屋に勤め始めたとき、
還暦というお祝いは知っていたものの、
古希やら喜寿やら米寿やら、
お客様にリクエストいただいても
「なにそれ??」
となっていたことを思い出します。
逆にお客様に質問しちゃったこともあったかも、、、(^-^;
恥ずかしや、、、(^-^;(^-^;
ではではそんな昔の私のように
「え、古希ってなんぞ??」
「知ってるけどなんか曖昧!」
という方にまとめてご説明していこうと思います!
【長寿祝いの起源とは??】
今でこそ当たり前のようになってますが、人の寿命は昔は短かったんです。
現存している日本の歴史から、平安時代までの古代に置いて既に年祝いは行わていて、
それは40歳から10年おきに行われていたようです。
また聖武天皇が40歳になったときにお祝いをしたという記述がのこっているようです。
年祝いは日本に置いてかなり古くから行われていたことがわかります。
40歳で既に長寿のお祝いとは、、、
ちょっと調べたら昔の平均寿命は20歳そこそこと出てきましたが、(子どもの死亡率も高かったのでしょうが)
40歳まで生きれるというのは長寿だったんですね。
また年祝いもそこまで多くなく、40歳、50歳、60歳のお祝いで事足りていたようです。
ですが鎌倉時代に「藤原貞子」という方が
(天皇を産んだ方)
107歳まで長寿を全うしたということで、
70歳以降の年祝いが生まれたと言われています。
もーっと起源をさかのぼると孔子の話になってくるのですが、
ちょっとそこまで求めてないのでここまでで(^-^;
【年祝いは実は厄払いだった??】
今でこそお祝いですが、
77歳、88歳、99歳は縁起の悪い数字とされていました。
「え、7も8も演技のいい数字じゃないの!?」
って思ったのですが、どうやらその縁起の良い数字が重複すると、
大凶になると考えられていたようです。
あえてその大凶の数字にお祝いしよう!
それで厄払いしよう!
と考えられて、77歳と88歳と99歳は年祝いに選ばれた理由のようです。
【最後に】
今日はちょっとお勉強になってしまいましたが、
次はいよいよ基礎知識として、
年祝いの名称や色味、お勧めのお花等紹介していきたいと思います!
では、また(^^)/
【父の日】お父さんへプレゼント渡した結果
こんにちは!
さやかです。
前々回は父の日の由来について、
前回は父の日のギフトについてお話しました。
ついでに母の日の由来のURLも貼っておきます!
今回はその父の日のギフトの後日談を。
前回のブログにも記載した通り、私には今有難いことに、父が2人おりまして。
実の父と義理の父、2人にプレゼントを贈りました。
プレゼントにはみんなで旅行に行った時に印象的だった紅葉に因んで、
紅葉の盆栽を選びました!
そして来る16日。
日曜朝10時、ベットでスヤスヤ寝る私。
父の電話で起こされました。(笑)
とにかくとても喜んでもらえたようで。
お父さんにもお義父さんにも
「向こうのお父さんと同じなんだよ」
と伝えると
「じゃぁ向こうにも連絡とってみよう!」
となったので、狙い通りでした(^^♪
また、旅行の時の紅葉が綺麗だったから、と伝えると
「じゃぁまたみんなで旅行に行こう!」
となり、秋にまた2つの家族で旅行に行くことになりました!
プレゼントがきっかけとなって、次に繋がっていって、
私もとっても嬉しいし、たくさん迷ったけど、
考えて贈ってよかったなぁと思いました(^^)/
そうそう、次はお父さんの古希のお祝いなんですよ。
古希のプランは考えてあるんですけど、うまくいくかな・・・。
次は古希を含め、日本の長寿のお祝いについて、ご紹介しますね!
ではでは。
【父の日ギフト】疎い私が選んだもの
こんにちは。
さやかです。
さて、表題にある【父の日】のギフトについてですが、
私、とっても相当悩みました。(笑)
因みに今の私には、父と義理の父がいて、
2つ選ばなければという状況でした*1
父の日のプレゼントって毎回悩むんですよね。
母の日以上に。
だって母の日って定番のギフトで花ってあるじゃないですか。
でも父の日にはないし、そもそも男の人へのプレゼントって難しい。。。
でも、そんな私でもたくさん調べて、
今年の父の日のギフトを決めましたー!!!
まぁ私が何にしたのかは後でお伝えすることにして、
私が調べて中で、得た情報をさらっとお伝えします♪
【父の日のギフトの定番】
どこのサイトを見ても、多かったのは
*お酒
*お酒を入れるタンブラー
*おつまみ
等など。お酒に纏わるものでした。
お父さんってお酒好きですもんね。
因みに私の父も大の酒好きで、朝から晩まで飲んでます(^-^;
あとは
*高級お菓子
*洋服・小物系
が定番のようでした。
(私あげたことないや・・・)
【父の日の予算】
これも悩みますよね。
だって父の日って全国のお父さんに訪れるもので、ちょっと特別感に欠けるというか、
やっぱり誕生日にお金かけたいと思うんです。
だから父の日にお金かけすぎたら、誕生日はもっと頑張らなきゃいけないし、
でもでもやっぱ粗末にはしたくないなぁ、などなど。
(お父さんがこの記事を見てませんように。)
そこで大体の平均を見てみました!
1位 ¥5,000程度(約30%)
2位 ¥3,000程度(約19%)
3位 ¥10,000程度(約16%)
*https://honote.macromill.com/report/20180508/ 様から
大体5000円未満なんですね。
なんだ、みんな考えることは同じか。(ほっ)
【父の日のギフトに私が選んだもの】
さてさて以上を調べた上で私が選んだものは、、、
盆栽です。
先日、お父さんとお義父さんとで旅行に行ったのですが、
宿泊した先の、お庭の紅葉がとってもきれいで、
お父さんとお義父さんと「きれいだね」って言葉を交わしたので、
それを思って〈紅葉の盆栽〉にしました。
因みに2人とも同じギフトにしました!
お互いの話題も増えるし、情報共有できるし、いいかなって思いまして。
実家に遊びに行った時に様子も見れますしね♪
ただ、植物ってプレゼントするときに気を使いますよね。
根っこが付いているもの。
受け取った側は「枯らしてはいけない・・・!!」とプレッシャーになってしまうのでは、と毎度思います。
ですがお父さんもお義父さんも、植物を育てるのが好きで、
きちんとお手入れできる方なので、私は盆栽にしました!(^^)!
余談ですが、シイタケ栽培キットと悩みました。
って思ったのですが、
旦那から「今回は月並みでいったら?」と言われてしまい、断念しました。
いつかシイタケ栽培キットもプレゼントしたいな。
【最後に】
今回ギフトを選ぶにあたって、私なりにいろいろな記事をみたのですが、
お父さんが父の日に一番欲しいもの(こと)って、
時間を共有することなんだなぁって思いました。
一緒に食事したり
一緒に旅行したり
一緒に家でゆっくりしたり
そうだよなぁって思うんですけど、
実際にその日に都合付けるのって難しかったりしますよね。
近くならまだしも地方だと尚更。。。
だからギフトを通じて、一緒の時間を共有できるような、
電話するたびに話題になるような、
そんなプレゼントにしたかったんです。
まぁ枯れてしまったらそれはそれで、なので。
喜んでくれるといいな。
手紙も書いて送ろ。
では、また!
↓↓ちなみにコレです
【父の日】父の日の由来 お父さんに送る花の定番は?
こんにちは!
さやかです。
母の日が終わり、次は父の日ですね。
今回は父の日の由来と、父の日に送るお花について
お話していきたいと思います。
以前、母の日の由来についても書いたので、
良ければ見てみてくださいね。
【母の日】母の日の由来 なぜ母の日にお花を贈るの? - mos_flowers
父の日も母の日同様、世界中で祝われていますが、
国によって由来や日にちにばらつきがあります。
そして日本は母の日と同様、アメリカに習って父の日の日付を決めているようです。
【父の日の由来】
父の日は、1909年にアメリカのドッドさんが、男手一つで育ててくれた父親に感謝し、ドッドさんのお父さんの誕生月である6月に、教会で礼拝をしたことがきっかけだといわれています。
時代は母の日と同じく南北戦争の頃。
ドッドさんのお母さんは戦争中に過労死してしまい、お父さんはその後、一人で子どもを育て上げ、亡くなりました。
1910年にドッドさんは「母の日もあるのだから父の日も作ってほしい」と牧師協会に嘆願して回りました。
その後1916年にアメリカ合衆国の大統領が演説を行い、父の日が認知されるようになりました。そして1966年に別の大統領が正式に日付を6月の第3日曜日とし、その後正式に国の記念日に認定されたようです。
【父の日のお花】
母の日同様、父の日にも定番のお花があります。
それはバラ。
ドッドさんがお父さんの墓前に白いバラを備えたことから始まったようです。
母の日と同様、亡くなった方は白いバラ、健在の方は赤いバラという風に伝えられています。
ですがやっぱり私は、気持ちが伝われば、そこにこだわる必要はないと思ってます。
父の日は母の日よりさらに、お花以外のプレゼントをする方が多いでしょうね。
どうやって感謝を伝えたらいいか、そのために何をあげたらいいか、
悩む方が多いのではないでしょうか。
私も悩んでいる人の一人です。(笑)
次は父の日にどんなプレゼントをわたすと良いか、
お話していきたい(考えていきたい)と思います!
ではまたー!!!
【お花】カーネーション(切り花)の長持ちのさせ方!
こんにちは!
さやかです。
昨日は母の日の由来についてお話しました。
【母の日】母の日の由来 なぜ母の日にお花を贈るの? - mos_flowers
本日は母の日の定番のお花であるカーネーションの長持ちのさせ方についてお話していこうと思います!
まず、カーネーションというお花は、お花の中でも比較的持ちの良いお花です。
切り花の持ちの目安は全体的に平均して、だいたい1週間くらいなのですが、
カーネーションはちゃんと上手にお世話していれば、
1週間から1週間半ほど持ちます。
でも母の日のカーネーションって質が悪いことが多いんですよね。。。
農家さんや市場が、母の日の日付に合わせて出荷したほうが値段が高く売れるので、
咲き過ぎていたり、逆に蕾のままだったりするんです。
また無理やり早く成長させてる場合もあるので、
茎がペロペロでやせ細っていたり、グニャグニャだったり。
なので、ちゃんとお世話したのに、折角もらったカーネーションが早く枯れてしまっても
自分を責めないでくださいね。
ではここからが本題。
どうすればカーネーションは長持ちするのでしょうか?
基本的には、
①毎日新鮮なお水に変えること
②水に使っていた部分の茎を洗うこと
③毎日少しだけ茎を切ること
この3ステップで十分です。
よく栄養剤を入れるーだとか案内してるところもありますが、
基本的なことをちゃんとやっていれば必要ありません。
(大量にお世話しなければいけない時はクリザールを使用することが一番いいですが、50本単位とか、そういうお水を変えるのがあまりにも大変な時や、やむおえずお水を変えられない時に使うものなので、通常であれば、使用しなくて良いです。大変だから。)
それではそれぞれ掘り下げて説明します。
①毎日新鮮なお水に変えること
そもそも切り花って普通は根っこがあって、葉っぱがあって、茎があって、花があります。
ですが切り花は、茎と花だけ根っこから切り離されてしまった、異常な状態なんです。
もう長くは生きることが出来ず、後は枯れるだけ・・・。
通常であれば根っこが水を吸い込んでくれるのに、茎がその役割をしなければならなくなります。
切り花が枯れる原因は、ただ単にその花の寿命か、あるいは水が十分に吸えなくなることです。
水が十分に吸えなくなる原因はバクテリア(菌)が影響してます。
そのバクテリアを発生させないように毎日新鮮なお水に取り替えます。
その際、出来れば花瓶も洗ってあげてくださいね。もちろん花瓶にもバクテリアはついてますから。
水の量はそこまで神経質になる必要はありませんが、だいだい茎半分くらいが浸かっていればOKです。
あんまり浸かり過ぎると、それもまたバクテリア発生の促進になってしまいますし、
少なすぎるとカーネーションが水を吸いにくくなってしまいます。
(水圧もある程度必要なんです!)
② 水に使っていた部分の茎を洗うこと
水に浸かるであろう茎の葉は取り除きます。
洗うのは水で良いですが、ぬめりが気になるようであれば洗剤で洗ってあげてください。
理由は①と同じ、バクテリアを取り除くためです。
葉も、水に浸かっているととバクテリア発生の原因になるので取り除きます。
その際、茎を折らないように、一枚一枚丁寧に取り除いてあげてくださいね。
水に浸かりそうな葉だけで大丈夫です。
親指で一度葉を下に追ってから、拭うように取るとやりやすいです。
③毎日少しだけ茎を切ること
出来るだけ毎日、数ミリで良いので、茎をカットします。
理由は同じく、バクテリアのついた古い茎の切り口を新しくすることによって、バクテリアを取り除き、
新鮮な茎を新鮮な水に触れさせることです。
その際、切り口はまっすぐでも斜めでも構いません。
まぁ斜めの方が水にあたる面積が大きくなるのですが、
ご家庭でやる分は大してそんな変わらないかなーと思います。
(花屋では専用のナイフで結構斜めに切るんですけどね。)
でも慣れてない人には、上手くやるのは難しいと思います。
それよりも大事なのはよく切れるハサミかカッター、ナイフでやること!
茎には水を吸い上げるための色んな組織があるので、それを壊さないように
スッときれいに切ってあげることが大切です。
あと、よく水の中で茎を切ったりするのですが、それも無理にやらなくていいと思います。
要は切ったらすぐ水につければいいのです。
切り口が乾燥したら水を吸えなくなってしまいます。
(真空のホースをイメージするとわかりやすいかも)
因みに私は日本でもドイツでも、水の中で茎を切ったことはありません。
以上です。
難しいことをツラツラ書きましたが、
要はバクテリアを増やさないようにすれば長持ちしやすくなります。
そのために水を変えたり、茎を洗ったり、茎を切ったりします。
毎日が難しかったら、2日に一回でもいいのでやってあげてくださいね。
お花って素直なので、やればやっただけ、答えが返ってくるはずです。
みなさんのカーネーションが綺麗に長持ちしますように!
また今度、別のお花の長持ちのさせ方も紹介しますね。
ではまた!