【お花】カーネーション(切り花)の長持ちのさせ方!
こんにちは!
さやかです。
昨日は母の日の由来についてお話しました。
【母の日】母の日の由来 なぜ母の日にお花を贈るの? - mos_flowers
本日は母の日の定番のお花であるカーネーションの長持ちのさせ方についてお話していこうと思います!
まず、カーネーションというお花は、お花の中でも比較的持ちの良いお花です。
切り花の持ちの目安は全体的に平均して、だいたい1週間くらいなのですが、
カーネーションはちゃんと上手にお世話していれば、
1週間から1週間半ほど持ちます。
でも母の日のカーネーションって質が悪いことが多いんですよね。。。
農家さんや市場が、母の日の日付に合わせて出荷したほうが値段が高く売れるので、
咲き過ぎていたり、逆に蕾のままだったりするんです。
また無理やり早く成長させてる場合もあるので、
茎がペロペロでやせ細っていたり、グニャグニャだったり。
なので、ちゃんとお世話したのに、折角もらったカーネーションが早く枯れてしまっても
自分を責めないでくださいね。
ではここからが本題。
どうすればカーネーションは長持ちするのでしょうか?
基本的には、
①毎日新鮮なお水に変えること
②水に使っていた部分の茎を洗うこと
③毎日少しだけ茎を切ること
この3ステップで十分です。
よく栄養剤を入れるーだとか案内してるところもありますが、
基本的なことをちゃんとやっていれば必要ありません。
(大量にお世話しなければいけない時はクリザールを使用することが一番いいですが、50本単位とか、そういうお水を変えるのがあまりにも大変な時や、やむおえずお水を変えられない時に使うものなので、通常であれば、使用しなくて良いです。大変だから。)
それではそれぞれ掘り下げて説明します。
①毎日新鮮なお水に変えること
そもそも切り花って普通は根っこがあって、葉っぱがあって、茎があって、花があります。
ですが切り花は、茎と花だけ根っこから切り離されてしまった、異常な状態なんです。
もう長くは生きることが出来ず、後は枯れるだけ・・・。
通常であれば根っこが水を吸い込んでくれるのに、茎がその役割をしなければならなくなります。
切り花が枯れる原因は、ただ単にその花の寿命か、あるいは水が十分に吸えなくなることです。
水が十分に吸えなくなる原因はバクテリア(菌)が影響してます。
そのバクテリアを発生させないように毎日新鮮なお水に取り替えます。
その際、出来れば花瓶も洗ってあげてくださいね。もちろん花瓶にもバクテリアはついてますから。
水の量はそこまで神経質になる必要はありませんが、だいだい茎半分くらいが浸かっていればOKです。
あんまり浸かり過ぎると、それもまたバクテリア発生の促進になってしまいますし、
少なすぎるとカーネーションが水を吸いにくくなってしまいます。
(水圧もある程度必要なんです!)
② 水に使っていた部分の茎を洗うこと
水に浸かるであろう茎の葉は取り除きます。
洗うのは水で良いですが、ぬめりが気になるようであれば洗剤で洗ってあげてください。
理由は①と同じ、バクテリアを取り除くためです。
葉も、水に浸かっているととバクテリア発生の原因になるので取り除きます。
その際、茎を折らないように、一枚一枚丁寧に取り除いてあげてくださいね。
水に浸かりそうな葉だけで大丈夫です。
親指で一度葉を下に追ってから、拭うように取るとやりやすいです。
③毎日少しだけ茎を切ること
出来るだけ毎日、数ミリで良いので、茎をカットします。
理由は同じく、バクテリアのついた古い茎の切り口を新しくすることによって、バクテリアを取り除き、
新鮮な茎を新鮮な水に触れさせることです。
その際、切り口はまっすぐでも斜めでも構いません。
まぁ斜めの方が水にあたる面積が大きくなるのですが、
ご家庭でやる分は大してそんな変わらないかなーと思います。
(花屋では専用のナイフで結構斜めに切るんですけどね。)
でも慣れてない人には、上手くやるのは難しいと思います。
それよりも大事なのはよく切れるハサミかカッター、ナイフでやること!
茎には水を吸い上げるための色んな組織があるので、それを壊さないように
スッときれいに切ってあげることが大切です。
あと、よく水の中で茎を切ったりするのですが、それも無理にやらなくていいと思います。
要は切ったらすぐ水につければいいのです。
切り口が乾燥したら水を吸えなくなってしまいます。
(真空のホースをイメージするとわかりやすいかも)
因みに私は日本でもドイツでも、水の中で茎を切ったことはありません。
以上です。
難しいことをツラツラ書きましたが、
要はバクテリアを増やさないようにすれば長持ちしやすくなります。
そのために水を変えたり、茎を洗ったり、茎を切ったりします。
毎日が難しかったら、2日に一回でもいいのでやってあげてくださいね。
お花って素直なので、やればやっただけ、答えが返ってくるはずです。
みなさんのカーネーションが綺麗に長持ちしますように!
また今度、別のお花の長持ちのさせ方も紹介しますね。
ではまた!