花を家に飾る時
こんにちは!
さやかです。
私は常日頃から
「みんながいつも家に花を飾るようになったらいいのになー」
って思ってます。
私が花屋を初めようとしたとき、
「生活に必要な花を提案したい」
と思って花屋の門を叩きました。
(実際にはかなりデザイン的なところで働いていたのですが)
もっと花や植物を身近にしたい。
では、人ってどんな時に家に花を持って帰るのでしょうか?
人からプレゼントでもらった時?
誰かお客さんが来るとき?
はたまた何かいいことがあったときだったり。
またその逆だったり。
そしてそのお花を見ているとき、お世話しているときはどんな気持ちですか?
気持ちいい?
幸せ?
めんどくさいなって思ってお水を変えても、お世話が終わった後はお風呂に入った後みたいにスッキリしませんか?
お花って、生きていくうえで必需品ではありません。
なくても死にません。
でも、私たちの気持ちをプラスに変えてくれる、生き物です。
お花を買うと心に余裕が出る。
お花を見てる時間、お世話してる時間は、またお金は
必ずしも必要なものではないかもしれません。
ですが、必要なことではないからこそ、心に余裕がでるんです。
だからそこに花があるだけでなんだか
歓迎されてる気分になって
受け入れられてる感じがして
ホッとするんですね。
もしみんなが日常的に、もう必需品としてお花を家に飾っていたら
もっと素敵な世界になるんじゃないかなって思うんです。
今はまだ準備段階ですが、私が自分のお店を建てたとき、
思わず家に連れて帰りたくなるような
素敵な提案ができるお店にしたいと思ってます。
ここからは少し余談です。
皆さん、「茶の本」ってご存知ですか?
1961年6月5日に出版された、古い本です。
岡倉覚三さんという方が英語で欧米に向けて出版。
その後日本語に翻訳された本です。
茶道を軸に、仏教、道教、花道と日本人の美意識や文化などを解説している本ですが、そこに印象に残った一節がありました。
「無用と思っていたものに使い道があると気づいたとき、芸術の領域にはいる」
この一節は私には
「この世に無用なものなんてない」
↓
「すべて必要なもの」
だと感じました。
要はとらえ方と使い方なんでしょうね・・・。
一応下に茶の本のリンク貼っておきます。
それではまた!
茶の本 The Book of Tea【日英対訳】(対訳ニッポン双書)
- 作者: 岡倉天心,松岡正剛
- 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
- 発売日: 2008/04/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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